地震予知理科教室

概要

 理科は、子供の時の教育が後の理科的感覚を養う面で大きく左右されると言われています。

学校で学ぶ理科は、単なる教育面での理科であり、教師も先ず理科の応用面での経験が皆無

に等しい状態で、教壇に立っているのが現状であると推察します。(学校時代の経験より)

 私の経験から述べますと、沢山の理科を題材にした仕事をこなしてきましたが、考え方の

基本は、殆どの場合中学生以前に経験した遊びの中から引用して応用しています。それ故に、

知識(学ぶ力)は何歳になっても高まりますが、知恵(考える力)は幼少時代の不思議さから生

まれた疑問が大きく左右するものと思います。

 あるテーマに挑んだ時、本を読んで勉強して考えても、解決策が見出せ無いで八方塞がり

の状態に陥り、子供の時に遊んだ経験の中から打開策が見出せる事が多いのです。

 最終目的は、発明技能技術科学者(発明・設計した物を製造する事もできる腕前を有す)です。

 そこで、理科大好きの青少年に、私が長い間培ってきた(60歳までの経験)理科を、まだ完成し

ていない地震予知を題材として伝授できれば幸いであると考え開室の運びとなりました。

 

1.地震予知の理科

   地震予知の理科は、アキラ・メソドを裏付ける原理原則をテーマとします。

   (アキラ・メソドのページ参照のこと。)

2.理科の範囲

  物理・化学・地学・生物など。

 2−1 理科と遊び              遊びの中に沢山の理科が埋もれている。

 2−2 理科の社会貢献   理科は、社会にどの様に利用・活用され役立っているか?

 2−3 理科と職業            理科を学ぶとどの様な職業(仕事)があるか?

 2−4 理科と科学の進歩 科学の進歩は、理科を土台として創意・工夫・発明・発見なくして

           進歩はない。本に書いてある事は、過去の遺物である。

            「物まね」であってはそれ以上の事が出来ないし越えられない。これまでに

           「世間に無い新しい物(方法)」を考え出すことである。(これを発明と呼ぶ)

 2−5 発明の仕方              どんな事を考えれば、発明できるのか?

 2−6 理科とコンピュータ  どのようにすると理科とコンピュータを結び付けられるか?

3.経験分野(今日までに私が仕事で、経験した分野)

 3−1 工学的分野 機械・電気・化学・建築・土木・冶金など。

 3−2 医学的分野 生化学・・・血液の分析

 3−3 農学的分野 農業技術 農芸化学 土壌分析

 3−4 環境的分野 大気の分析 ガス分析 水質分析 液体分析 固体分析

 3−5 遺伝子分野 DNA配列分析

4.経験職業

 理化学測器・計測器事業に従事

 4−1 仕事を生み出す仕事に従事  理化学測器・計測器の創造、着想、創意、工夫、発明、発見

 4−2 担当職業  理化学測器の、市場調査、企画、開発、設計、製造、販売、修理など。

5.経験職種(実際に販売した製品の設計)

 5−1 機械・機構開発設計製図

 5−2 電気・電子回路開発設計製図

 5−3 化学反応開発設計

 5−4 建築物設計製図

 5−5 コンピュータ技術 インターフェイスの設計 プログラミング

 5−6 センサーの開発設計(圧力、流量、電力、電圧、電流、電気抵抗、起電力、光、色、

                   発光、温度、音、電子線、放射線、イオンなどの検出器)と製造

 5−7 分離技術の開発設計と製造

 5−8 ロボット技術 数値制御 油圧制御 気体制御など

 5−9 品質管理 統計(χバーR管理、標準偏差、S.D 、σ、変動係数、CV値、

                相関、相関係数, 双値法など)  各種試験検査

6.経験技能(実際に販売製品を造った技能)

 6−1 機械一般加工 精密加工 超精密加工 手仕上げ(鏡面) 機構組立 精密組立

      超微細加工(ルーリングエンジン) 鋳造(鋳物屋) 鍛造(鍛冶屋) 溶接 製缶

 6−2 電気回路配線 電子回路配線 微細配線 超微細電子部品加工

 6−3 薬品調製 秤量 分注(液体の超微量分注) 混合反応 重合

 6−4 修理(メンテナンス) 機械修理、電気修理、化学反応メンテナンス(現地出張作業)

7.担当機械器具装置(開発、設計、製造、販売、修理に従事した装置)

 ・光学機器 比色計 分光光度計 原子吸光光度計 ICP(プラズマ発光) 炎光光度計

 ・電子顕微鏡 透過型電子顕微鏡 走査型電子顕微鏡 XMA(X線回折装置)

 ・クロマトグラフ ガスクロマトグラフ 液体クロマトグラフ アミノ酸分析計 FIA

 ・遠心分離 遠心分離機 UCA(超遠心分離分析装置・・・10万回転/1分間)

 ・質量分析計 QMAS 

 ・NMR 核磁気共鳴装置 MRI(断層診断)

 ・アンプルチェッカー(アンプル内ゴミ検出機)

 ・血液自動分析装置 免疫自動分析装置 土壌自動分析システム メッキ自動分析計

  DNA配列自動分析計

 ・光源 タングステンランプ 重水素放電管 ハロゲンランプ

 ・イオン選択膜 イオン選択電極(Na K Cl)

 ・DNAキャピラリ(ガラス細管) ゲル充填マルチキャピラリアレイ 中空マルチキャピラリアレイ

 ・レンズ ミラー グレーティング(回折格子)

 ・圧力センサ 差圧伝送器

 ・切換弁 電磁弁 流路切換弁 開閉弁

 ・継電器 リレー 

 ・メータ 電圧計 電流計 積算電力計 耐電圧計 絶縁抵抗計 電磁流量計

 ・記録計 アナログ記録計 ディジタル記録計 積分計

8.その他の経験技術(自己研鑚)

 ・テレビジョン技術 (組立、調整、修理)

 ・自動車技術 (組立、調整、修理)

 ・時計技術 (組立、調整、修理)

 ・ボールベアリング製造技術 (旋削、焼入れ、研削、組立、組込み、修理など実働4年間)

 ・木工技術 (模型飛行機)

 ・農作物栽培 果樹 園芸 庭木

 ・外国語 (英語 ドイツ語 中国語など) 海外出張13ヶ国

 ・音楽 ギター演奏

9.理科への応用した遊びの例

 ・地震予知・・・・栗拾いの術、畳屋さんの技、

 ・電子顕微鏡高周波高電圧発生トランス・・鉱石ラジオ

 ・反応容器乾燥方法(血液自動分析)・・・鮒すくい、

 ・超微量分注方法(血液自動分析)・・・水管遊び

 ・直接測光方法(血液自動分析)・・・シャボン玉遊び

 ・肝機能検査測定方法(RATE分析 GOT,GPT,LDH等)・・・甘酒作りの方法

 ・メッキ自動分析計・・・瓶に入れた水遊び

 ・硝酸態窒素の分析方法(土壌分析、水質分析)・・・色水遊び

 ・高性能電磁弁・・・磁石遊び(某電磁弁メーカから発売されている)

 ・リレー回路・・・電磁石によるベルとモータ作り

 ・機械加工・・・小刀、包丁研ぎ

10.成果例(血液自動分析装置の場合)

    血液自動分析装置の国産第一号機(昭和45年発売)から開発に携わり、予防医学

   (人間ドック)により、日本人の寿命を世界一にまでにした開発協力者の一人です。

    今日では、世界百数十カ国に輸出され、世界の人々の健康維持管理に貢献しています。

    この装置を開発〜実稼動させるまでの分野は、多岐に渡ります。装置は小型でもシステム

   は、機械・電気・化学・物理・医学・生物・数学など巨大な構成で成り立っていることと、人命

   にかかわる為に、データの信頼性が最重要課題です。

11.教室対象者

  小中学生で、飯より理科が大好きな人に将来の科学者を目指す為に教えます。

 ・小学生 外に出て良く遊ぶこと。職人の仕事を良く観察する事。

 ・中学生 遊んで観察した事に理論を考える事。

 ・高校生・大学生 対象外 自分で良く勉強するように。

  (分からない時は聞いて下さい。回答できる場合は、答えます。)

 ・一般社会人 対象外(教える能力無し) 自分で考える事。

12.応募方法

 ・土曜日(1回/月)実施予定

 ・若干名

 ・適性試験 簡単な実技試験(トンチ・ひらめき・継続性・発展性など)

 ・口伝に直接おこし下さい。(国道349号線 水戸〜常陸太田 那珂町に看板あり)

むすび

 次代の日本及び世界を担う素晴らしい科学者の誕生を期待しています。

   (2002年07月02日発信) 代表 大森 晃